ただ光るだけ
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年7月27日
気になっていた怪しい気功団体を検索したばかりに、私のYouTubeやGoogleにやたら気功関係の広告が出るようになりました。
「興味ない」をクリックする毎日です。
いや、私も別に気功の全てを否定しているわけではありません。
厚生労働省のホームページにもその有効性については記載されています。
記載されている効果は
・腹式呼吸により自律神経を整える
・ゆったりした運動により安全に体力維持できる
・気功による瞑想で集中力が上がる
といった至極納得できるものです。
気を込めた謎のシールを貼り付けることで病気が治ったり願望が成就するといった効果には極めて懐疑的です。
ところがスピリチュアル的な作用についても全否定できない理由が私にはあったりします。
姉の病状がどんどん悪化してきたとき、ほぼ一日中苦しんでいる姉に私は何もできることがなくて、病気が治るというおまじない的なものを朝となく夜となく心の中で唱え続けていました。
夜、暗い部屋で一心に唱えていると、眉間が熱くなり、瞑った瞼の裏がパーッと明るくなるのを幾度か体験しています。
これは何だろうと思ってはいたものの、当時は調べることもなくそのまま忘れていたのですが、姉の死後、スピリチュアル的なものを調べだしてから、気功法の一種で「松果体(眉間の奥の方)を鍛える」というものがあるのを知りました。
眉間に気を集中させると目を瞑っていても目の前に光が現れるそうです。
何の光源もない暗闇で、まるで目の前に光を当てられているように瞼の裏が光るなどということは物理的には説明できないことです。
それをスピリチュアル的な作用が働いていたからだと言われると、体験した者にとっては「見えない力は本当にある」と信じてしまいそうになったというワケです。
まあ瞼の裏が光ったからといって何がどうということはありませんでした。
そこで姉の病気が少しでも回復に向かっていれば、私もスピリチュアル気功にハマっていたかも知れません。
結局は姉の病状は全く回復することはなく、私にとってはそれが本当に「見えない力」で眉間が光っていたところで、ただ光るだけで効果はない、「アテにならないもの」という印象にはなってしまっています。
で、こういった経験が今のこの私の「スピリチュアルの粗探し」という行動に繋がっているのですが、この「瞼の裏が光る」という現象についても、実際は集中することで光を感知する脳の一部分を刺激するからとか何とか脳科学的に説明がつく理由があるような気がしています。
ただなかなかそこまで調べる人もいないと思
うので、悪徳スピリチュアルがこういった「不思議体験」を利用して、カモに信じ込ませる格好のネタにしているんじゃないの、という穿った見方もしたりしています。