運が良い人悪い人
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年6月14日
このブログでは私はしきりに自分のことを「運が悪い」「勘が悪い」と言っていますが、端から見る分にはそんなに悪くないように見えると思います。むしろ良い方に見えるかも知れません。
比較対象が姉だから運が悪いと感じるのです。
姉は病気になるまでは本当に運が良かった。
結果的には最も肝心なところで運が悪かった気もしますが(義兄と結婚したこと)、それまでは実力以上に上手く人生の節目を乗り越えてきていたように思います。
例えば大学入試。
私と姉は同じ美術系大学です。
姉は難なく推薦入試で早々に合格したことに比べ、私は姉より実力はあると自負していたにも関わらず推薦入試では不合格、身も心もズタボロになりながら一般入試で何とか滑り込みました。
就職活動の際も、超売り手市場で内定をもらい放題の姉に対し、私は僅か1年の差で急激な就職氷河期となり、秋に差し掛かるころに青息吐息でようやく今勤めている一社に決まりました。
姉が病気になったとき、「今まで運が良かったツケが回ってきたのかもね」と姉本人も自嘲気味に言っていました。
私もそうかもしれないなあ…とずっと思っていたのですが、今現在改めて考えてみると、もしかしたら姉は最後まで運が良かったような気がしてきています。
姉の一番の気がかりの、自分亡き後に遺された子供たちは、実はたまたま大阪の学校に通うために早くから親元を離れて私の家(姉の実家)に長年住んでおり、両親を亡くして私に引き取られても環境はこれまでと全く変わりません。むしろ経済的には良くなっています。
姉が病気で早世することは抗えない運命で、その運命に対して最善の状態になるよう長い時間を掛けて準備がされていたようにも思うのです。
…だからといって、姉の死は運命だったと納得して過去に戻ることを諦めたわけではありません。
運の良い人が永遠に運が良いならば、運の悪い人間は永遠に運が悪いということになるので、それを認めるのも癪ですし。