催眠術の本、読了
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年4月1日
先日購入した催眠術の本、読了しました。
漆原正貴氏著「初めての催眠術」です。
読了というか、ほぼ斜め読み…。
決して本がつまらないからなどではなく、単に私の集中力が足りなかっただけです。
以下はそんな斜め読みの薄い理解でのレビューです。ご興味あるかたの参考にはあまりなりませんが…。
導入は催眠術の概念や歴史の説明、そして次の章で催眠術をかける際の準備や心構え、その後に実践へと章は続きます。
歴史やメカニズムについてなどはわかりやすくは説明されているかと思いますが、基本的に「催眠術に対して懐疑的」な人に向けての説明だと思われるので、そこはスッパリ飛ばさせていただきました。
目的の「実践編」です。
初級は「人体の仕組み」を利用した、催眠術というよりは手品的なものです。
例えば「背もたれのある椅子に座っている人のおでこを軽く押すと立ち上がれない」といったようなものです。
初級で「誘導のしかた」に慣れさせて、中級に進む、といった進行です。
中級以降は「食べ物の味が変わる」「自分の名前を忘れる」などの催眠術に進みます。
基本的にはセリフを丸覚えするのですが、被験者の反応によってはこう誘導する、といったパターン別のセリフも細かく説明されています。
丸覚えとはいえ、被験者の反応を敏感に感じとり、臨機応変に対応するためには結構なコミュニケーション能力は必要でしょう。
また中級の「感覚が変わる」ような催眠術は被験者の3割程度、上級の「記憶が変わる」に至っては1割程度の人しかかからないそうで、
そこに実践側の能力を掛け合わせると、相当低い確率でしか(特に上級の)催眠術はかからないものだ、と読み取れました。
そして応用編として自分自身に暗示をかける「自己催眠」の説明があり、その自己催眠の具体的な方法として「自律訓練法」というメソッドが紹介されていました。
「自律訓練法」は病院などでも心理療法として使用されており、不安感やストレスの解消に効果が期待できるそうです。
YouTubeで検索するといくつか動画があったので、後日また試してみたいと思います。
あとがきでは、催眠によって人の感情や感覚・行動が変わる、といった著者の考えが綴られています。例えば「ミスしそう」と思えば本当にミスしてしまう、などです。
また普段幽霊をみるという人に催眠術でも幽霊を見せることができたそうです。
それは「引き寄せの法則や霊現象は自己催眠だ」ということかなと最近の私なりに解釈しました。
序章から溢れ出ている「オカルトと一線を画したい」という著者の意図はよくわかりますし、理屈も理解できるだけに「人智を超えることまではできないよ」と言われているようで、過去に戻る作戦の一環として催眠術を利用しようと思っていた私としては、やる気に水を差されたような気分にはなっています。
ちなみに本を購入したときは「催眠術を会得したら姪にかけてみよう」と企んでいましたが、実際は覚えなくてはいけないことが多くて面倒になりました。
催眠術に夢を抱きすぎていた部分もあったので、そこは現実に目を向けさせてもらってよかったなと思っています。