何も伝わらず
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年3月31日
在宅勤務中に私がいつも座っているところから、部屋と部屋を仕切っている暖簾が見えるのですが、先日、その暖簾が他の家具に引っ掛かってめくれていたのが目に入り、少々気になっていました。
仕事のキリがつけば直しに行こうと考えつつPCに向かっていると、その暖簾がフワッと舞って引っ掛かりが取れたのを目の端で捉えました。
誰かの通りすがりにめくれた暖簾が元に戻ることはあっても、我が家族には暖簾のめくり上がりを直すためだけに向こうの部屋から暖簾を触るようなキッチリした人間はいないし、実際誰かがいた気配はありません。
結構大きく厚めの暖簾なので、風で自然に戻ることも考えられません。
おかしいなと思いつつも、わざわざ直しに行かなくて済んだからまあいいか、そもそも最初からめくれてなかったかも、などと思っていました。
その晩、寝るために自分の部屋の扉を開けると、ベッドの上から黒い影がサッと動いて消えました。
部屋は電気をつけていませんでしたが、窓から外灯の光が少し入って、うっすら部屋の様子はわかりました。
その私のベッドは姉が闘病中に使っていたものです。
多分明るいところから暗い部屋を見たため、何かの残像がそう見えたのだと思いますが、仮に姉の幽霊的な何かであっても別に怖くはないのでそのまま寝ました。
朝起きて居間に行くと時計が止まっています。
何度かブログにも書きましたが、姉が亡くなったとき、葬儀の日、四十九日、そして三回忌のときにも時計が止まりました。
だから時計が止まるときは、姉が何かを伝えたいのか、存在を知らせたいときなのかなと思っています。
今回も何かを伝えたかったのかもしれません。
しかし残念ながら生前の姉から想像するに、幽霊になっても大して霊能力は高くなさそうなので、時計を止めるのが精一杯なのでしょう。
受け手の私がニブチンなのも相まって、何を伝えたいかはサッパリわかりません。
私の推測では「暖簾直しておいてあげたでー」と言いたかったのかなと思います。違うか。