解せない実験
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年2月25日
「天国言葉」を調べたせいで、それ関連の動画がオススメに出てくるようになりました。
提唱者の斎藤一人さんの現在を知ってしまったせいで、天国言葉への興味はなくなりましたが、せっかくなのでひとつ見てみました。
心理カウンセラーだという配信主さんは、斎藤一人さんに傾倒しており、毎日「天国言葉」を唱えているお陰で人生が激変したそうです。どう変わったのかは言っていませんでしたが。
動画ではしきりに天国言葉の素晴らしさを唱えており、例として「2枚の食パンにそれぞれ天国言葉と地獄言葉(天国言葉の逆で、不満や愚痴などのネガティブな言葉)をかけていると、地獄言葉をかけた食パンにだけカビが生える」という現象を挙げていました。
本当でしょうか。
自分で試してみたいですが、食べ物を粗末にするのは嫌なので、実践した人がいるのか手っ取り早くネットで調べてみました。
実験してみたというブログが結構ありました。
いくつか見てみたところ、こぞって「天国言葉のパンの方がカビが少ない!」とか言っていますが、先入観なく見れば誤差の範囲かな…という感じです。
そもそもパンに潜在意識はないでしょうから、一体何に天国言葉を刷り込んでいるのか。
カビに刷り込んでいるのなら、天国言葉の方が活性化するはずですし。
あと似たような例で「サボテンを褒めるとトゲが減って、貶すとトゲが増えた」という話も聞いたことがあります。
こちらは百歩譲ってサボテンに意思があるとして、サボテン的にはアイデンティティであるトゲが減ることは望ましいのかという疑問はあります。
恐らく意思があるという前提なのでしょうが、であれば興味本意で罪のないサボテンちゃんを貶すという行為は非人道でいただけません。
と、またボロカス言っちゃってますが、私は決して天国言葉を否定しているわけではありませんし、アファメーション自体の理屈は納得して実践しています。
変に訳のわからない食パンの実験の話なんかするから、急激に胡散臭くなると言いたいだけです。全く逆効果。
悪徳浄水器の販売員が、謎の試験薬を水道水に入れて変色させる商法みたいなものです。