無意味な予言
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2020年12月30日
コロナの流行を言い当てたという、インドの天才予言少年が話題になっていたそうです。
どんな予言をしていたのか、ざっくり調べてみました。
件の予言は2019年8月頃。
①2019年11月に未知のウイルスが発生、パンデミックが起きる
②2020年3月~4月にピークを迎え、それから徐々に収まり、6月頃終息
そして2020年11月くらいにまた予言。
③12月半ばに「スーパーバグ」が発生
※「スーパーバグ」とはウイルスの強力な変異種のこと
④スーパーバグは少なくとも3月31日までは続く。ワクチンは効かない。
⑤全人類が覚醒して、疫病は収まる(いつとは言っていない)
お気づきかもしれませんが、(①が当たれば)②以降はそこそこ予測できることしか言っていません。しかも②は外していますね。
③は研究者がそれ以前に「予言」ではなく科学的見地に基づいた「予測」として既に言っていたことです。
④はもし「スーパーバグ」がイギリスやアフリカで発生した変異種のことであれば、ワクチンは効くと言われています。まあ仮に当たったとしてもこんな効くか効かないか50%の確率で当たるようなことは予言とはいいません。
⑤はここにきて急に漠然としています。自信がないのでしょうか。
そもそも①にしても、たまたま当たっただけだと思います。
恐らくこれ以前にもこの少年は何らかの「予言」をしていたのでしょうが、それは当たっていなかったのでしょう。
以前、当たった予言は印象に残るけれど、外れた予言は気に留められないため、よく当たるように思い込まれる「ジーン・ディクソン効果」のことを記事にしましたが、それを地で行ってますね。
まあ仮にこのパンデミックの予言を「本当に」当てていて、人類がその予言を本気にしたとしても、この程度の具体性のなさでは結局何も打つ手はありませんでしたが。
この先「ワクチンが効かない」「人類が覚醒する(謎)」が当たるにしても、だからといって今別に何もすることはありませんし。
そう考えるとこんな無意味な予言は外れても罪はないので、あくまでもエンターテイメントとして楽しめばいいのではないでしょうか。
あとは少年が今後汚い大人に利用されないことを祈るばかりです。