気持ちはわかるけれど
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2020年12月27日
例のごとく応援している闘病ブログを拝見していたところ、重病であるご本人に先立って先日奥様を亡くされたブログ主さんが「過去に戻りたい」と呟いておられました。
もう数年患っておられるご本人の病気発覚前にではなく、奥様がまだ元気だった頃、ほんの1年でいいから戻りたい、という何とも切ない呟きでした。
これまでのブログでも奥様を大事にされている様子が伺えました。
ご自身も奥様のために辛い治療を耐えてこられてのだと思います。
ブログは「将来が見えない」と締められていました。
お気持ち、よくわかります。
さてそのブログ主さんですが、奥様が最後に入院された病院を訴える準備をされているようです。
詳細は省きますが、適切な処置がされていればもう少し死期を遅らせることができたのではないかということです。
ブログには奥様が入院されてお亡くなりになるまでの様子も記されていました。
それを拝見する限りでは、もちろん多少の病院側の不手際もあるかも知れませんが、医療事故や医療過誤というにはなかなか難しいのではないかと思います。
私もできるものなら、姉が最初に調子が悪いからと検査にかかった病院を訴えたい気持ちです。
発覚の2年も前のその時期に病気がわかっていれば、きっと命を落とさずに済んだと思っています。
しかしお医者さんも人間。判断を誤るときもあります。
次に姉や我々家族のような不幸を再び招かないよう今後の糧にしていただければ、と無理矢理思うことで、そのお医者さんへの怒りを抑えるようにしています。
実際病院を訴えるには相当なパワーと時間を費やすことになると思います。
やはり他の家族もいて自分の生活もあると、実情としてそこまでできないというところが本音です。
もちろんブログ主さんの行為を無駄だと言うわけでは全くありません。
奥様が生き甲斐だったわけですし、そこまでのパワーを費やすほどの愛を感じます。
その情熱があれば、何も実行できずに細々とお祈りを続けているだけの私よりも早く過去に戻れてしまうのではないかと、ただ羨ましく思っているだけです。