さようなら冷蔵庫
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2020年11月28日
姉の闘病中に寝室に設置した小型冷蔵庫。
食欲が落ちた姉のために、栄養補助食品やドリンク、食べやすいプリンやチーズなどを入れていました。
姉の体調が悪化してからは、門番のように私がこの冷蔵庫の管理をしていました。
2018年12月、姉が最後に入院してこの部屋を去って以降、この冷蔵庫は開けていません。
最初は色々と思い出すのが辛いので開けられずにいたのですが、日が経つにつれ段々中に入れている食品がどうなっているのか恐くなって余計に開けられずにいました。
しかし先日冷蔵庫の引き取り手が現れ、ついに封印を解く時がやってきました。
結論から言うと、電源は入れっぱなしだったので、大惨事にはなっていませんでした。
ドリンク類は未開封ということもあり、まあ2年程度では特段変化もなく。
プリン・チーズなどの食品も、しっかりめのパッケージに入っているので、パッと見はまだ食べられそうな感じも…。
普通のご飯が食べられなくなった姉は、流動食を無理矢理飲みながらこの冷蔵庫の前で泣いていました。
少し体調がましなときは、何か食べられるものを探しながら冷蔵庫の前で語り合ったりもしました。
短い間の活躍だったけれど、思い出もたくさん詰まっています。
そんなこんなで色々と思い出しながらもスムーズに中身を空にし、ホコリもきれいに拭き取った冷蔵庫は、無事引き取られていきました。
シーンとしているのが苦手なので、夜中に時折この冷蔵庫がブーンと稼働する音でホッとしていました。
もう今日から聞こえなくなると思うと寂しいなあ。