記憶が変わっている
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2019年4月30日
昭和最後の日と違って、平成最後の日は明るくて良いですね。「平成最後の~」の乱発には辟易していますが。
私は昭和に生まれ、平成が終わる今日までずっと同じ町に住んでいます。
長年の間に移り変わりはありましたが、途切れなくその様を見ているので「どこに何があるか」「どこがどうなったか」の記憶には自信があります。
今日は近所のスーパーに買い物に出ました。
通り道にある一軒の文房具店の前を通る度に、近頃思うことがあります。
その文房具店は年季が入っていて、できてから10年20年ではないように見えます。
しかし私がこの店の存在をはっきりと知ったのはほんの少し前…去年の11月頃です。
姉が大きな手術のあと一時退院し自宅療養する際に、暇潰しに絵を描くからと透明水彩絵の具を頼まれた時のことでした。
小さい町なので透明水彩絵の具を扱っている文房具店は限られています。私の記憶では○○小学校の前に一軒だけあったのですが、ネットで調べてみるともう何年も前に閉店しているようでした。
その事を姉に伝えると「ああ、そんな店もあったね」と言い、続けて「よく行っていた△△さんは?」と私の記憶にない店の名前を言いました。
ちなみに姉も私も美術大学を卒業しており、在学中は○○小学校前の文房具店に姉と共に幾度となく通っていました。私の記憶では。
△△文房具店の場所をネットで調べると、よく使う道沿いにありました。多分見たことはあったと思いますが気に止めていなかったのでしょう。
そしてその時の私は、何年も前に他府県に嫁いだ姉より記憶が不確かなことを恥じて、この店の存在を知らなかったことを姉に告げませんでした。
△△文具店に行き、中に入りましたが記憶は全く呼び覚まされませんでした。初めて見る店内でした。
私が何かのきっかけですっかり忘れているのか、姉の記憶違いか。
実はこのようなことは過去に数回ありました。行ったことのない飲み会に行ったことになっていたり、経験したことのないエピソードを話したことになっていたり。
いずれも今回のように、自分か相手かどちらの記憶が正しかろうが生活には何の支障もないので 、その都度勘違いかな?くらいにしか思っていませんでした。
今回に限り少し考え込んだのは、パラレルワールドの存在を意識し出したからです。
もしかしてこの現象、知らない間にほんのわずかに違うパラレルワールドを行き来しているのかもしれない…と。
同じような経験がある方はいらっしゃるでしょうか。