断捨離
もともと物を溜め込む方だったのですが、姉が亡くなる前後は、躊躇なくガンガン捨てていました。
思い出に縛られて捨てられなくなるのが予想できたので、姉が闘病中に使っていたものは亡くなる直前にほとんど捨てました。
髪の毛一本も残さないつもりで掃除機をかけたりシーツを洗濯したり。
その時は単に目にすることで辛くなる材料を無くしたかった一心です。
そして今は、もしも過去へ戻れた時、万が一私1人だけがこの世界から消えてしまった場合に備えて、ヤバめのものは捨てたり整理したりしています。
※ヤバめと言っても男性諸氏の想像するものではございません
会社のPCのデータも整理して、分かりやすいファイル名にしたり、古いものや不要なものは捨てました。
スッキリしました。
過去に戻る準備、というとバカバカしく聞こえるかも知れませんが、切っ掛けはどうあれモノを整理するということは良いことだなあと思った、というお話でした。
そういえば
姉が亡くなる前に「私に万が一のことがあれば、日記帳を中身を見ずに捨てて欲しい」と頼まれました。
一緒にお棺に入れようと準備していたのですが、火葬場の都合で冊子類をお棺に入れるのはNGだったので、今も私の手元にあります。
子供の頃からの日記帳なので、結構な分厚さのものが10冊以上あります。
読む気は全然ないのですが、一度タイミングを逃すと捨てるにはなかなか踏ん切りのつかないシロモノです。
ある意味生きた記録というか。
こういった捨てるには忍びない遺品を供養してくれる業者さん(お寺さん?)に頼もうと、ある程度目星はつけているのですが。
亡くなる直前まで何度も頼まれたので余程気になっていたのだと思います。
もしかしてまだ捨ててないことを姉はどこかで見てるのかも知れないですね…
捨てるまで同じ世界に呼んでもらえないのかな。