台風一過
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2019年9月12日
台風一過…ですが、関東地方の被害は大きく、心まで晴れやかとは言い難い状況かと思います。被害に遭われた皆様が一刻も早く日常生活に戻れるよう祈っています。
去年大阪を襲った台風21号では、自然の驚異を思い知らされました。
当日は姉の通院日で、一通りの検査と治療を終えたあと、封印直前の高速道路に滑り込み家路を急ぎました。
良かったねーなんて気楽なことを言っていましたが実はこれが大失敗。前を走るトラックは風に煽られいつ横転するかといった状態。鉄橋では横風が凄まじく、早く渡り切りたいのにスピードを上げると吹き飛びそうな予感しかしない。めげずに慎重に走り進めると、あちこちで横転しているトラックや軽自動車が死屍累々と続く。降りるはずだった高速出口は壁に激突したトラックで塞がれていたため、ひとつ向こうの出口で降りたのですが、下道は下道で街路樹が倒れて塞がれている。
結局通常30分の道のりを青息吐息で2時間以上かけてなんとか自宅に到着しました。
この間、私の考えていたことは怖い…ではなく、命を繋ぐために病院に行ったのに、逆にこんなことで(姉の)命を落としてしまっては申し訳が立たない、の一点でした。
結果として人も車も無傷で無事に帰ってこれたので、今となっては姉との良い思い出です。
※現在台風の余波で苦しんでいる方々に対しては不謹慎ですが…
ああ、でもこんな風に二人だけで共有していた思い出は、姉がいなくなるともうただの夢や想像と変わらないんだなあ…。
去年のあの時は凄かったね、って今年も言い合いたかったな。