ぶり返す悲しみ
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年7月24日
姉が亡くなってからめっきり物欲がなくなってしまいました。
元々お金が掛かる趣味も持ち合わせていないので、生活必需品以外でお金を使うといえば主に洋服類だったのですが、コロナ禍で出掛ける機会が減ったことも相まって、その洋服にさえお金を掛けることがなくなりました。
姉の闘病中から現在までおよそ5年近く、自分のために買ったものといえば靴一足だけです。その靴も一度も履かずに置いています。
その上これまでに買い貯めた洋服たちは断捨離してフリマサイトで売ってしまったので、手持ちの服はほとんどありません。
それでも在宅勤務では困ることがなかったのですが、最近ボチボチと会社に行くようになって、ついに着ていく服がなくなりました。
元来ケチなのに服装に関しては少しこだわりがあり、所謂ファストファッションに興味がないのが我ながら困りもので、いざ買うとなるとそこそこの出費を覚悟しなくてはいけません。
必要に駆られてネットで服を探すも、現物を見ずに買うことや、久々にお金を使うことに躊躇いがあり、なかなか買うに至りません。
思い返せば姉が生きていた頃は、大きな買い物はもちろん、服を買うときにさえ姉に相談するか一緒に買いにいってもらっていました。
姉はなかなか決断しない私の背中を押す係でした。
姉のいない生活もだいぶ慣れてきたつもりでしたが、こんなところでもその存在の大きさを感じてしまい、また少し悲しさがぶり返しています。
ちなみに一週間熟考して思い切ってネットで買ったスカートは、この数年の体型の変化を考慮し忘れて全然ウエストが入りませんでした。これはこれでまた違う悲しさです。