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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。

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2022年5月18日

先日の記事で「宗教の類いに勧誘されたことがない」と書きましたが、私とは逆に姉は度々勧誘される目に遭っていたようです。

姉は幸い被害に遭ったことはありませんが、実は大学生のときに一度だけ「アンケートに答えてくれたら豪華な景品をプレゼントする」といった甘い言葉に釣られて、所謂「悪徳商法」の会場にノコノコ付いていったことがありました。

学校からの帰宅途中、大きなターミナル駅で声をかけられた姉は、「タダなら…」と軽い気持ちでアンケート会場に付いていったそうです。

今なら悪徳商法の常套手段だとわかりますが、当時は若く知識がなかったのでさほど疑わなかったようでした。

会場には姉と同じように連れてこられたご年配のご婦人方がたくさんいて、アンケートに答えると、最初は約束通り無料で食器洗い用スポンジやザルなど豪華？な景品を貰えたそうです。

それが段々と無料から有料になり、最後には高額の高級羽毛布団になりました。

その頃にはいつの間にか奥から恐いお兄さんがゾロゾロと出て来て、参加者に購入を迫る、という恐ろしい流れになっていたとのことでした。

ご年配のご婦人たちは本当にお得だと思ったたのか恐かったのか、次々と契約していたそうです。

姉はそこでようやく「これはヤバい」と思ったそうですが、出口にも恐いお兄さんがいて逃げるに逃げられず、どうしたものかとうろたえていたところ、見かねたのか金にならないと思ったのか、1人のスタッフが「あなたはもう帰ってもいいよ」と言って帰らせてくれたそうです。

姉は大きな紙袋一杯に豪華？景品を詰め込んで帰ってきました。

姉に関しては結果的に嘘偽りなく「アンケートに答えただけでタダでモノが貰えた」ことになりました。

まあでもさすがにこれを「得した」とは思わず、世の中にはこういった悪徳な商売があるのだと学んだようで、以降は声を掛けられても付いていくということはなくなりました。

多少恐い思いをしましたが、ある意味いい経験になったということです。

良く言えば優しそう、悪く言えばボンヤリして見える姉は、度々カモとして狙われることも多いのですが、何だかんだで上手くすり抜けて、結局酷い目に遭ったことはありませんでした。

逆に私のように「この私が騙される訳がない」と自信満々な方が、騙されるときはあっさり騙されるのかもしれません。