選ばれず
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年5月17日
高校2年生のとき、同じクラスに敬虔なクリスチャンの女子生徒がいました。
仮にMさんとします。
ある席替えの際、そのMさんと隣同士になりました。
Mさんと1年生から同じクラスだったという他の生徒が「Mさんは真面目でいい子だけど、宗教に勧誘されるからその点は気を付けた方がいいよ」と忠告してくれました。
Mさんが信仰していたのは多分カルトな宗教ではなくごく普通のキリスト教だったと思います。
Mさんはその教えに心底心酔しているようで、皆にとっても良かれと思って教えを広めたいが故の勧誘のようでした。
当時の私は今よりもずっと宗教やスピリチュアルに無関心で、仮に誘われても乗ることは絶対にないと思っていましたが、怖いもの見たさでいつどんな風にお誘いがあるのか楽しみにしていました。
ところが待てど暮らせど一向にお誘いはありません。
結局次の席替えまでの1ヶ月間、お誘いどころかキリスト教に関する会話も一切ありませんでした。
その間、会話がなかったわけではなく、主に授業中に居眠りをする私を嗜めたりなど、お母さんのように面倒を見てくれていました。
何となくですが「私の大事な宗教に誘う前に、コイツを人として何とかしなくては」と思われていたような気がします。
私もそんなに不真面目ではなかったと思うのですが、どうやら彼女のお眼鏡には適わなかったようです。
誰彼構わず誘っていたわけではないということがわかりました。
私のどこを見て脈なしだと悟ったのかわかりませんが、意外と勘がいいなと思いました。
そして現在に至るまで、宗教の類い(自己啓発含む)の勧誘は一切受けたことがありません。
もしかしたら宗教興味ないマンには特有のオーラが出ていて、信者たちは共通してそれを感じ取る力を宗教に授けてもらっているのかも知れません。