マンデラエフェクト大安売り 前編
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年4月21日
記憶違いといえばこのブログでも度々話題にしている「マンデラエフェクト」。
私も大好きです。
「マンデラエフェクト」とは、「事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象(Wikipediaより)」のことです。
有名どころでは、「オーストラリアの位置が記憶と違っていた」というマンデラエフェクトがあります。
ところが「マンデラエフェクト」の知名度が上がるにつれて、最近では単なる記憶違いや無知も「マンデラエフェクト」にしてしまう傾向があるようです。
「カリスマ」という言葉が流行ったときに、本来の意味である「超人的能力を持つ特別な人物」ではなく、ちょっと人気なだけで誰でもカリスマ呼ばわりしていたように、この「マンデラエフェクト」もだいぶ安売りされてしまいました。
最近まとめられた「マンデラエフェクト」を見るとほとんどが先入観による記憶違いです。
例えば
・フランシスコザビエルの肖像画の襟は蛇腹の襟(正しくは襞襟)だったが、現在は普通の襟
などは、多分天草四郎や隠れキリシタンなどのビジュアルの記憶と混同しているように思います。
この例のようなマンデラエフェクトは、「当時詳細に覚えていたものではなく印象だけの記憶が残っているもの」が、後日植え付けられた先入観で記憶が変わってしまったというのがほとんどかなと思います。
また無知からくる「マンデラエフェクト」の例としては、
・カマキリやゴキブリは脱皮する
・狛犬の像は犬だけではない(ウサギや象もいる)
などなどあり、「自分が知らないこと」をマンデラエフェクトだと言い張っているものが多いです。
もうひとつ、「通称と正式名称」をマンデラエフェクトと呼ぶ例もあります。
通称と正式名称の例は
・「秋田犬」「柴犬」の読み方は「あきたけん」「しばけん」ではなく「あきたいぬ」「しばいぬ」
というものがあります。
これは本来は「~いぬ」が正しいのですが、いいやすさから俗称の「~けん」が広く普及していたところ、近年マスコミ等で正式名称を使用しているため違和感があるというものです。
つまりこの場合はマンデラエフェクトではなく、「昔はしばけん、あきたけんと言っていた」という記憶は「その通り正しい」です。
まだまだあります。後編に続きます。