人工地震
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年2月9日
※本記事は3/17に書いています
3/16深夜に東北で震度6強の地震がありました。
お亡くなりになられた方や怪我をされた方もいらっしゃいます。
余震に備えて避難されている方や家屋に損傷が出たという方もいらっしゃると思います。
たまたま私の住む関西は難を逃れましたが、当事者の皆様のご心労はいかばかりかと胸を痛めています。
そんな中、Twitterのトレンドに浮上した「人工地震」の文字。
「今回起きた地震は人工地震だ」という人やそれを信じる人たちの呟きが多かったということです。
「人工地震だ」という根拠としては「波形が人工地震のもの」「ロシアとウクライナが争っているタイミングで起きたから」「岸田首相が地震後わずか20分で総理官邸に到着したから」などというものです。
果たして本当に人工地震なのか。
調べてみました。
人工地震そのものは地下で核実験を行うなどすれば実際に起きることはあります。
ただそれはほんの微弱な揺れを起こすのみで、今回のようなマグニチュード7.2の地震を起こすためのエネルギーを発生させることは核では実現不可能とのことです。
100歩譲って仮に何らかの方法でエネルギーが出せたとしても、今回の地震の震源の深さ57キロメートルまで地面を掘ることは技術的に全く不可能だそうです。
また波形については専門家は「いたって通常の自然地震のもの」と言っています。
岸田総理は有事に備えて近くに住んでいたのでしょう。
遅かったら遅かったで文句いうくせに早かったら早かったで陰謀論を持ち出されて気の毒です。
人工地震や陰謀論を信じる人に対しては「ちゃんと調べればデマだとわかるのに…」と思うのですが、こういう人たちは自分に都合の悪い情報は「情報操作だ!」「そっちがデマだ!」とか思っちゃうのでしょうね。
まあ実際にロシアなんかでは情報操作が行われていたりするので、頭ごなしに「情報操作なんかない!」とはいいづらかったりしますが。
で、まあそんな陰謀論信者が何を信じようと勝手なので放っておけばいいのですが、今回のように明らかに苦しんでいる人がいて、その人たちの目や耳に入るようなところで無責任で不確かな発言をするという神経はいかがなものかなと思っています。
それは何か起きると必ず後出しで沸いてくる自称予言者や占い師も同様です。
あと加工まみれの自撮り写真と共に「揺れたね!大したことなくて良かったね」などというツイートもしばしば流れていますが、いやいや亡くなってる人もいるよ?と大いにツッコミたくなります。
思想の押し付けや売名行為、承認欲求を満たすため、と理由は色々あると思いますが、今まさに苦しんでいる人の目にも触れる場で発言しているということをちゃんと認識して欲しいと思っています。