勝利宣言
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年2月8日
先日このブログで、姉から預かった姪が受験中だという記事を書きましたが、その後無事に志望校に合格しました。
姉は生前は教育熱心なほうでした。
おまけにかなりの心配症だったので、子供達からすると少し口うるさかったかもしれません。
それもこれも子供たちが望むことを叶えたいという思いが強かったからだと思います。
姉に代わって子供達を預かることになったとき、姉の意志を継いで子供達の希望を最優先にすると遺影に約束しました。
約束をひとつ果たせてホッとしています。
姉も安心してくれているといいのですが。
で、もちろん姪の合格も嬉しいのですが、それに伴ってもうひとつ私自身に嬉しいことがありました。
私の父は子供を滅多に褒めない人で(ただし孫はベタ褒め)、私も子供の頃からほとんど褒められた記憶はありません。
嫁にも行かずに家に居座り続ける私のことをどう思っていたのかは謎でしたが、今回姪と共に合格を報告したとき、父はひとしきりお祝いの言葉を並べたあと姪に「将来は(私)子のように手に職をつけるといいよ」と言いました。
初めて私がこれまで選んできた道を肯定されたような気がします。
以前記事にもしましたが、私は姉が自力で切り開いてきた道を何の苦もなく辿ってきました。
父は姉や私が希望した「芸術系」への進路には、渋々許しはしたものの長らく反対の姿勢を見せていました。
しかし今の私を認めたということは、結果的に姉の選んだ道を認めたということだと思います。
今やかわいい孫にも勧めるまでになりました。
姉が苦労してやってきたことが実を結んだなと思います。
悪い言い方をすると、父を見返すことができました。
姉もきっと天国で「勝った!」とほくそ笑んでいることでしょう。