宝物
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年2月4日
高校生の娘に「みんな持ってるから」という理由でGUCCIの財布(6万円)をねだられ、自分でバイトして買えと一喝した、というツイートが話題となり、賛否両論が巻き起こっているそうです。
自分自身の話で恐縮ですが、私は高校1年生のとき、当時流行していたDCブランドのブルゾンが欲しいと親にねだって買ってもらいました。
4~5万円くらいだったか、ハイブランドほどではありませんが、高校生には贅沢な品だったと思います。
ちょうど当時父の勤めていた会社が不況になり、給料も減額されて家計は大変な時期でした。
私はその状況を知っていたにも関わらず、それが理由で諦めるという考えには至りませんでした。
そんなに説得した記憶もないので親は特に渋らずに買ってくれたように思います。
ものすごく嬉しくて、高校3年間着まくりました。通学だけではなく私服でも大活躍しました。
高校時代にそんな分不相応なものを買い与えてもらった私ですが、成人しても別に金銭感覚はズレていないと思いますし(むしろ若干ケチ)、ブランド物を買い漁ることもありません。
自分で稼ぐようになってから尚のこと、あの時あのブルゾンを(多分無理して)買ってくれた親に感謝しています。
で、話をGUCCIに戻すと(別に私の例が良かったというわけではないのですが)、もしも多少金銭に余裕のあるご家庭であれば買ってあげたらいいのではないかと思います。
その代わり3年間の誕生日プレゼントはナシよ、とか、絶対に3年以上は使ってね、とか条件をつけてもいいと思います。
「高校生にGUCCIは早い」という意見も多いのですが、早いからこそ手に入れて嬉しいものです。
逆にブランド物を持っていることを純粋にステイタスに感じるのは高校生くらいでしょう。
実際自分で買えるようになったらさほど興味がなくなったりします。
またバイトして自分で買ったほうが有り難みがわかると言いますが、経験上むしろ自分で買ったものだから粗末に扱っても何も言われないし大事にしないんじゃないかなと思います。
親に内緒で勝手に好きなものを買えることも問題になると思います。
あと高校生でバイトすると、よほど努力しないと確実に学力が落ちて将来に響きます。
大抵の学校では禁止されていると思うのですが。
家計が厳しくて買えないのなら、その旨子供に伝えたらわかってくれると思います。
それがわからないようなら金銭感覚とはまた別に問題アリですね。
…というのはあくまでも私個人の考えであって、それぞれのご家庭の都合や方針でおやりになればいいというのが大前提です。
話題の元になったツイートの主は「これが正解」とばかりにドヤっていたのが非難の声を集める原因になっていたかと。
(現在該当のツイートは削除されています)
ちなみにあの時買ってもらったブルゾンは未だに私の宝物で、掛け替えのない思い出のひとつです。