過ちを犯す者 前編
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年1月6日
有名アーティストのCDジャケットイラストなどを手掛けた某イラストレーターが、既存の写真を無断でトレースし商用利用していたとして話題になっています。
ご本人は既存写真の無断使用を認め謝罪したものの、オマージュでありトレースは行っていないとのことですが、数々の検証画像を見る限りではトレースは行われているように思います。
著作権の問題はなかなか難しく、どこまでがOKでどこからがNGかは見る人の感覚に依るところもあります。
雑にいえば無断で既存の作品を参考にする場合は「誰が見ても」出所がわからないくらいまでアレンジされていればOKです。
トレースは言語道断ですが、件のイラストレーターの作品はトレースであろうがなかろうが出所を特定されている時点で明らかにNGです。
著作権は公表された時点で発生するため、出版されている書籍は元よりネット上にアップされている写真やイラストの類いにはプロアマ問わず全て著作権は存在します。
デザイナーやイラストレーターが無数に転がる作品群から盗用したかどうかを判別するのは至難の技です。
本人の自己申告を信じるしかありません。
性善説で成り立っているので、クライアントと受注者の間には信用が不可欠です。
ちなみに同人誌はグレーというか権利者が黙認しているだけで本来は完全にブラックです。著作者や原作に害を与えるようなものは訴えられるのでお気をつけください。
ところで私には過去にトレースでデザイナーを失職した知り合いがいます。
幸い未遂に終わりましたが信用は地に落ちました。
その知り合いを例にとると、今回話題になったイラストレーターの人物像が見えてきます。
また長くなったので後編に続きます。