失言
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2019年6月10日
その後適当な腕時計を買いました。
今日から着けています。やっぱり便利。
姉の下の娘である姪に買った腕時計を見せながら、もうこれでお金で買えるもので欲しいものは無くなったよ、と話しました。
まだ幼い姪はどう捉えたかわかりませんが、羨ましいな、と言いました。
姉はひとつだけちょっと良い腕時計を持っていました。話し合う間もなく少し歳の離れた上の姪がさっさと形見にもらっていました。
そうだ、過去に戻るのが成功したら、もしかしたら私がこの場からいなくなるかもしれない、とふと思い、軽い気持ちで冗談ぽく「私がいなくなったらこの時計は下の姪ちゃんにあげるね」と言ったのですが、すぐにしまった、と思いました。
姪は少し悲しそうな顔をして、うんともううんとも判別できないくらい小さく首を動かしました。
まだ母親に甘えたい盛りだっただろうこの姪たちが母親を失ってどんなに悲しかったか、想像できていなかった。
不用意な言葉で無駄に悲しい思い出を思い出させてしまいました。
私はずっと私一人だけが姉を亡くして悲しんでいると思っていたのかな。