ポケモンGOと蛙の声
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2019年6月9日
去年の今頃、毎晩夕食後に姉と散歩に出掛けていました。主治医にも多少の運動を勧められていたので。
姉はせっかく散歩するなら、とスマートフォンでポケモンGOをやっていました。私の当時のスマートフォンは古いモデルでポケモンGOをインストールできず、一緒にすることはできませんでした。
コンビニに行く途中にある、小学校の周りに少しだけ残っている田んぼから聞こえる蛙の鳴き声を聞きながら、病気なんて信じられないね、こんなに元気なのに、としゃべりながら歩いていました。
姉は9月頃から調子が悪くなり、散歩に行く気力も無くなりました。私はスマートフォンを新調してポケモンGOをインストールし、姉を散歩に誘いました。
姉は恐らく相当辛かったと思うのですが、私に気を遣って散歩に付き合ってくれました。
それでも姉は少し外の風に当たって、気持ちがいいね、と言ってくれました。
それから間もなく姉は倒れて入院しました。次に退院したときは、医者にもう手の施しようがないと言われたあとのことです。
退院後はほとんど寝たきりでしたが、寝たきりも辛いようで、毎日何度か車でポケモンGOをしに出掛けました。
最後のポケモンGOは姉が最後の入院をする前日でした。
私はその後もずっとポケモンGOをしています。レベルは姉を越えてしまいました。
昨日ふらっと去年姉と散歩していた時間に同じルートで散歩しました。田んぼから蛙がゲコゲコ鳴いていました。
あの日で止まった、ポケモンGOのフレンドのリストにある姉の記録が動き出さないかなあ…なんて思いながらブラブラと。
不審者ですね。