鳥好きのひとりとして
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2021年6月8日
我々姉妹は鳥が好きで、子供の頃からほとんど絶えずに鳥を飼っています。
鳥を飼ったことがない人はよく知らないかもしれませんが、鳥も犬や猫に劣らず表情豊かで賢く、人によく懐きます。
その割にお世話が犬猫に比べると楽で、ウンコも全く臭くなく(草食の場合)、無駄に吠えたり無駄に繁殖もしないので、ペットとしては最高なんじゃないかと思っています。
それなのに鳥を診てくれる動物病院は限られていて、あっても特殊なペットである「エキゾチックアニマル科」に分類されています。
また以前、あるお笑い芸人コンビが、友人が一緒に行く予定だったコンサートを「飼っている鳥が病気だから」という理由でドタキャンしたことに対して「たかが鳥やん」と言って非難する、というネタを披露していて、一緒に見ていた姉と共に激しく憤った記憶があります。
それがコントとして成立していて、実際笑っていた観客もいたので、ああ、鳥って愛情深いペットとしてまだまだ世の中には認知されていないんだなあと残念に思っています。
※その後愛鳥家から抗議が殺到したらしく、このネタは封印されているようです
個人的にはこれが虫だろうが命を軽視するようなネタはアカンやろと思っています
ちなみに私は昔飼っていた九官鳥の「止まり木から落ちた!」という母からの電話で、たかが鳥ですが会社を早退して病院に連れていきました。
さて、鳥のことで熱くなってしまい前置きが長くなりましたがこれからが本題です。
現在上映中の映画「ザ・ファブル」のTVCMを見ていて気になったことがあります。
ファブルには、主人公が飼っている「カシラ」という名前のインコが登場します。
私は原作マンガを連載していたヤングマガジンを愛読していたのでよく知っていますが、原作ではこのインコの種類は「ズグロシロハラインコ」でした。
映画では前作から「ナナイロメキシコインコ」です。
どちらも賢く人懐こい鳥ですが、ズグロの方は子犬のような動作で愛らしく、ナナイロの方はより鳥らしくスマートなイメージです。
鳥好きでない方には同じに見えるかもしれませんが、私が原作で抱いていた「カシラ」のイメージはズグロなので違和感があり、何故変える必要があったのかと疑問に思っています。
何よりこの2種で大きく違うのはその価格です。
ズグロは20~30万円。ナナイロは3~5万円です。
これだけ差があると、高額な鳥だと撮影中に何かあったら困るので、何かあっても代えがきく比較的安価なナナイロにしたのではないかと疑ってしまいます。
またCM中で、主演の岡田准一さんの頭に止まっている「カシラ」が、岡田さんの突然の爆笑で羽をバサバサさせるシーンがありましたが、明らかにインコの足を岡田さんの頭に何かで繋ぎ止めています。
これをすると、インコは足を脱臼したり骨折する危険があるので、絶対してはいけません。
この映画の制作者も鳥をセットの一部の消費物としか捉えていないんだろうなと悲しくなりました。
…という長い余談でした。