思い出のシーツ
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2020年6月20日
今使用している掛け布団のシーツの首元の部分がビリビリに破れました。
私のベッドは姉が闘病中に使用していました。シーツもその時のままです。(洗濯はしています)
姉が使用していたときも少しほつれていたのですが、母が繕ってそのまま使用していました。
その繕ったところがまた少しほつれてきて、そこにうっかり指を突っ込み、穴が大きくなったところで今度は腕を突っ込みしていたら、あっという間にビリビリになりました。
こりゃ買い換えてもいいかな…と思ったのですが、確か明晰夢で見たい夢を見るためには思い出の品を身に付けていたほうがいいということを思い出しました。
寝る前に、姉にお灸やマッサージをしながら他愛ない話をしていたあの闘病中の日々。一通りルーティンが終わると掛け布団をバサッと払って姉に掛けて「おやすみ」と言って寝る毎日でした。
あの頃、完全に病気が治らなくてもいいから、せめてこんな日が続けばいいのにと思っていました。
このシーツで寝るということは、あの時の思い出にくるまって寝ているようなものです。
ということで、繕って使い続けることにしました。これまで縫い物が上手な母に頼りきりで、ほとんど裁縫をしなかった私ですが。
繕う前に洗濯してさらにビリビリになってしまい、やっぱ買い換えたほうがエエのでは…と何度も思いながら拙い針さばきで1時間ほど掛けて縫い上げました。
マンガ「ブラック・ジャック」の主人公の顔みたいになってしまいましたが、却って素朴なパッチワークみたいでなかなかイケてるんじゃないかな…。
このシーツが本格的にダメになる前に過去に戻らなくちゃ…。