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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。

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2022年8月29日

はす向かいの家のご主人が亡くなったと連絡がありました。

ご主人は昔交通事故に遭い頭と体に損傷を受けたそうです。

私が記憶する限りの昔から、朝から晩まで虚ろな表情で家の前をウロウロしていました。

ウロウロするには事情があるらしく、事故の後遺症で長時間寝転んだり座ったりするのができなくなったからだそうです。

子供の頃は(申し訳ないのですが)少々気味が悪く、外出時はできるだけそのご主人がウロウロしているときを避けていたのですが、成長するにつれ気にならなくなりました。

脳にも結構なダメージがあったらしく呂律は回らないのですが、気さくに挨拶はしてくれるので、会えば一言二言言葉を交わす程度には親しかったと思います。

事情を知っているご近所さんたちは「ある意味番犬みたいなものだから」と、パッと見は不審者なご主人のことをポジティブに受け止めているようでした。

私より3歳年上の息子さんは、お父さん(ご主人)のことを嫌い、大学進学を機に家を出てしまいました。それから数十年経ちますが、息子さんが家に帰ってきたのを見たことがありません。

今回さすがに葬儀には列席したとは思いますが、私が見掛けることはありませんでした。

まあ会ってももう分からないかも知れませんが。

コロナ前は毎朝見送ってくれたっけ。

在宅勤務中も買い物に出掛ける度に顔を合わせていました。

こうやっていつもの環境や習慣がなくなっていく。

これが年を取ることなのかと何となく切なくなった…というとりとめのない話でした。

ご冥福をお祈りします。