【余談】卯年にうさぎを飼う人に知って欲しいこと
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年8月16日
※本記事は2023年1月に書いています
2023年はうさぎ年です。
私のスマホのGoogle先生も、うさぎにちなんだ情報をどんどんオススメに表示してきます。
その中でいくつか、近年うさぎをペットにすることが流行しているといったニュースがありました。
うさぎは散歩やしつけの必要がなく、鳴いたり騒音を立てることもなく、草食で大人しく飼育しやすいので、犬や猫はちょっと敷居が高いという人にオススメ、といった感じです。
ペットのうさぎを紹介しているYouTube動画もその流行を後押ししているようです。
本ブログでも何度か書いていますが、我が家にもうさぎがおりました。(享年8歳)
確かにうさぎは見た目はかわいいです。
生きたぬいぐるみという表現が相応しいのではないでしょうか。
飼いやすさで言うと、まあ飼いやすいです。しかし犬や猫と同列にするのはよろしくないなと思っています。
私の体感では、知能レベルはセキセイインコより低いように感じます。
個体差はあると思いますが、出来ることといえばギリギリトイレを覚えられるくらいです。
※ある研究によると、猫の知能が1なら人間は7~8、うさぎは0.4だそうです
YouTube動画などでよくある、お出迎えや朝起こしにきたりなどは多分動画の都合のいいところを繋いだだけだと推測しています。
他の動物(犬や猫)などと戯れている動画もありますが、これは単に発情しているだけです。
見た目が犬猫に近いので期待しがちですが、飼っている感触としては「は虫類よりはちょっと慣れる」といった感じです。
また散歩が必要ないとはいえ一日一度は部屋を走らせなくてはいけませんし、草食とはいえオシッコは臭いし、ウンコの量はハンパないし、あの鋭利な前歯で噛まれるととんでもない怪我をします。
さらに私はうさぎの毛にアレルギーが出て、専用の換気扇を付けました。
個人的には、飼いやすさに対する(懐くなどの)見返りは犬や猫・鳥より低いと思います。
犬猫が飼えないから、という理由でお迎えするのはオススメしません。
軽い気持ちで飼って、飼いきれずに捨てたり譲渡するケースも増えていると聞きます。
恐らく思っていたイメージと違っていたのでしょう。
これは「手軽に飼えるペット」としてうさぎを紹介するネット記事や、それを助長するような(リアルでない)YouTube動画の罪だと思います。
まあそもそも「楽に飼えて懐くペットが欲しい」という考えの人にはペットを飼うことは向いていないと思うので、そんな人はぬいぐるみをオススメします。
ちなみに我が家のうさぎ、晩年は大病をして、一度の治療費が十万円を超えることはザラでした。金銭的にも覚悟が必要です。
ただ見た目や仕草は本当にかわいい。めちゃくちゃ癒されます。
そこに世話の手間や必要経費分の価値を見いだせる人が飼うべきだと思います。
そんなうさぎには災難のうさぎブームですが、ひとつだけ良いところがありました。
飼う人が増えたお陰でうさぎの医療が発達し、以前は7~8年と言われていた飼育下でのうさぎの寿命が、今では10年ほどに延びたそうです。
皮肉なものですね。