年賀状じまい
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年8月7日
記事の日付は8月ですが、書いているのは師走も終わりの12月29日だったりします。
12月は一年で最も憂鬱な時期です。
その中でも毎年身も心も辛いのが年賀状作成です。
ちょうど4年前のこの時期、もう姉は危篤でしたが、義兄は年賀状の用意をしていました。
姉は意識がまだある頃に、義兄が作った年賀状のデザインにダメ出ししていました。
結局修正したデザインを姉は見ることなく亡くなり、そして義兄はその年賀状を出すことはありませんでした。
私もその年初めて年賀状を出しませんでした。
その次の年は喪中だったので、2年連続出さなかったことになります。
2年の間に年賀状をやり取りする人も激減しました。
年賀状の準備をするこの季節はあの辛く悲しい時期を思い出して苦しくなります。
元々の面倒臭さとも相まって、本当に憂鬱になります。
最近は年賀状を辞退する「年賀状じまい」が広まっているそうです。
高齢の方であれば「終活」の一環で辞める人もいるでしょうし、若い方でも「人間関係の断捨離」として辞める人も多いとのことです。
私も今や人間関係には何の未練もありませんし、来る年賀状が激減したこのタイミングで「年賀状じまい」がしたくて仕方ありません。が、辞められません。
両親の年賀状を嫌でも作らなければいけないからです。
今年は父に「年賀状じまい」の話をしてみましたが、全く聞き入れてもらえませんでした。
既成の年賀状も嫌だということです。
父のために年賀状を作るならもうついでに自分の分も出すかとなって、結局今年も嫌々ながら無事年賀状が完成しました。
「終活?なにそれ美味しいの?」と言いそうなくらい終活に興味がない父なので、来年またチャレンジしたところで不毛なやり取りになるのは目に見えています。
自分だけ「年賀状じまい」してもどうせ両親の年賀状は作り続けなければいけないし、過去に戻れなければ毎年こんな思いをするのか…と最早来年の12月のことを思って憂鬱になっています。