いっしょにすな
************
このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
************
2022年5月5日
覚醒剤所持で逮捕された元アイドルが、執行猶予の判決を受けて僅か10日足らずで再び逮捕された件について、元アイドルに協力していた自助グループの方が、彼に向けた誹謗中傷に対して非難するコメントを出していました。
もちろん何の関係もない第三者が、勝手な推測の元に公の場で誹謗中傷することは許されることではありませんし、するべきではありません。
そこは非難して然るべきだとは思うのですが、自助グループの方の言い分で気になったことがあります。
・薬物依存は病気。好きでなったわけではない。癌患者に対して同じように非難できるのか
・薬物依存は依存症の中でも人に迷惑をかけていない。ギャンブル中毒の方が人や家族に迷惑をかけている
というものです。
いや、薬物に手を出すまでに何らかの事情はあったかも知れませんが、大人ならば薬物をやる以上、依存症になることを知らないわけではないでしょう。
それを「好きで依存症になったわけではない」と言って癌患者と一緒にするのはいかがなものかと思っています。
癌患者の身内としては、健康な身体を自ら粗末にする人間と一緒にするなど言語道断です。
またギャンブル依存症は確かに家族に多大な迷惑をかけています。当事者として身に染みています。
けれど薬物依存の方がマシとは全く思いません。
まずギャンブルをすること自体は犯罪ではありません。覚醒剤は犯罪です。
あと覚醒剤使用者が他者を傷つけるなどの犯罪を犯しているのもよく知られています。
なぜギャンブル依存に比べて迷惑ではないと言えるのか、むしろ家族からすると、犯罪者の身内にならないだけギャンブル依存症の方がマシだったと思っています。
先にも言いましたが、薬物依存症患者の中には覚醒剤に手を出さざるを得ないような事情があった人もいるかもしれません。
そして一度過ちを犯した人を突き放さずに手を差し延べる必要があることもわかっています。
ただ「病気だ」と言って「最初に自ら手を出した」ことを棚上げして全面的に擁護するのは違っていると思います。
非は非として反省させた上で再発を抑制できるよう導いて欲しいものです。