子守唄
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2020年4月16日
私の部屋には小さな冷蔵庫があります。
これは姉が私の部屋で闘病しているとき、食欲のない姉がなんとか口にできるプリンや栄養ドリンクを入れるために置いていたものです。
栄養素ドリンクすら無理矢理流し込まないといけないほど食欲が落ちた姉は、よくこの冷蔵庫の前に座って泣いていました。
今思い出しても辛い思い出です。
姉が亡くなって一年以上経ちますが、この冷蔵庫はあのときのまま私の部屋にあります。
きっと中に入っているチーズやジュースはとっくに賞味期限は切れているでしょう。
一度も開けていません。電気はそのまま通っています。
そしてこの冷蔵庫、結構モーター音がうるさいのです。省エネモードなのか、静かなときもありますが時折ブーンと大きな音が出ます。
当時姉はベッドに寝ていて、私はこの冷蔵庫の横に布団を敷いて寝ていました。
あの時は静寂が怖かったので、うるさくてもこのモーター音を聞くと何となく安心しました。
今もこの冷蔵庫の音が私の子守唄です。