見えない力を感じる
3月29日の記事でも触れた「見えない力」ですが、姉の闘病中からしばしば感じていました。
「過去に戻る理論については触れない」と以前記事にしましたが、今回のお話に関係があるので少しだけ。
現在試している「明晰夢を介して過去に戻る」という手法は、明晰夢=パラレルワールドという仮説を前提として、「行きたいパラレルワールドに存在する自分自身の意識を乗っ取る」というものです。
明晰夢=パラレルワールドかはともかく、パラレルワールド的なものの存在とそれに干渉するものの存在はある気がしています。
姉の闘病はわずか10ヶ月でした。
奇しくも医者に宣言された余命通りでした。
その間、治療が順調に進む時期もありました。しかしその都度何らかの形で邪魔が入り、結果的に(悪い意味で)順調に悪化の一途を辿ったのです。
見えない力を特にハッキリと感じたのは、医者の予想に反して姉の体調が良くなり、延命しかないと言われていた状態から治癒に向けての前向きな治療を勧められて間もなくでした。
当時はそれはそれは皆で喜び、姉も積極的に治療に取り組みました。
治療は内臓、特に消化器にとても負担を与えるものでした。本来は強力な胃腸薬の服薬と共に治療を進めるのですが、なぜか姉には胃腸薬が処方されていませんでした。
疑問に思いつつも、処方箋も無いのだから必要ないのだろうと素人判断してしまったのです。
その結果胃潰瘍を発症し、結果的にこれが致命傷となってしまいました。
しかし実は胃腸薬は正しく処方されていて薬も受け取っていました。
姉だけではなく私も薬の存在を何度も確認しました。しかし何度探しても無かった処方箋と薬が、胃潰瘍での緊急入院の後、あっさりと出てきたのです。
今私が生きているこの世界では姉は必ず亡くなる運命だったのでしょう。
運命に逆らい、道筋から逸れかけると、何らかの見えない力が働いて軌道修正されるのではないでしょうか。
そしてもしパラレルワールドがあるとしたら、逆に姉が助かる運命の世界もあるのだと思います。
ここのところの明晰夢への導きが見えない力だとしたら、私が過去に戻ることも運命なのかもしれません。
姉が助かる世界で私自身が見えない力となり、姉の危機を回避することまでが運命として定められているということではないかと考えています。
なんかややこしいですが、運命に後押しされていると信じて、とにかく引き続き頑張ります。