野生との生活 前編
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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
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2022年3月29日
私が鳥好きだからか、最近YouTubeのオススメに「エミューと暮らすOL」の動画が登場しました。
少し話題にもなっているようです。
「エミュー」とは簡単にいうと「小さめのダチョウ」です。
小さめとはいえ体高は2メートル近く、体重は40㎏程度と、ペットにするには規格外にデカいです。
動画ではその生活を公開していました。
一軒家で暮らしているようですが、そのうちの一部屋をエミュー部屋にしています。
鳥はトイレのしつけができないので、仕事から帰るとまずそのエミュー部屋の糞の片付けが始まります。
エミューは懐いているようで、共に遊んだり、夜は一緒に寝たりしている様子でした。
話は変わりますが、姉が闘病中のまだ普通に生活できているとき、恐らく巣から落ちたであろうカラスの雛を姪たちが拾ってきました。
まだ肌寒い時期で雨も降っていて、雛は怪我もしていました。
鳥インフルエンザに代表されるように、野生の鳥の雛はどんなウイルスや菌を持っているかわかりません。
当時から家では中型のインコを飼っていたし、ましてや免疫が落ちている重病人の姉がいます。
それ以前に野鳥の捕獲は法律で禁じられていますし、雛が落ちていた場合は触らないように各自治体から指導されています。
冷たいようですが家に入れるのは憚られました。
しかしそこで姉が強固に保護したいと言い出しました。
このまま雛を拾ったところに戻すと恐らく死んでしまうでしょう。
助かる命を見捨てることを、自分の身と照らし合わせて思うところがあったのだと思います。
その熱意にほだされて、私は保護に向けて動き出すことになったのでした。
続きます。