腕時計
2019年4月21日
姉が亡くなった日、我が家の時計がいくつか止まりました。
原因はわかりません。針を動かして時間を合わせると再び動き出しました。以降は今に至るまで電池も替えずに動いています。
そして私の腕時計も止まりました。
こちらは逆に電池を替えても動きません。
日付は姉が亡くなった日のままです。
もう修理はしないでおこうとそのままにしています。
今日は暖かく半袖でも寒くないほどでした。
私は「時間を見る」ことと「ファッション」という点で腕時計を愛用していました。
腕時計が使えなくなってからは、まだ服は長袖だし時間はスマホで見ればいいや、と腕時計問題は放置していました。
しかし暖かくなって半袖を意識し出した今日、いよいよ腕時計をどうしようか考えています。
どうせ過去に戻るんだから、という観点からは、腕時計なんて何でもいいしむしろないままでもいい。
でも今すぐ過去に戻れるわけではないから、その間腕時計がある方が便利。
せっかく腕時計を買うなら気に入ったものがいい。
でも腕時計はそこそこ値が張る。
いやどうせ過去に戻るんだから、貯金がなくなろうが気にしなくてもいいんじゃないか。
いやそもそも過去に戻るなら時計なんか要らないでしょ…
と、堂々巡りを繰り返しています。
かつて「1999年に地球が滅亡する」というノストラダムスの大予言を真に受けて、全財産を使い果たした人がいたようですが、このような葛藤はあったのでしょうか。
あ、時計を修理するという選択肢もありましたね…
どうせ過去に戻るのなら思い出に縛られる必要もないのですから。