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このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。

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2022年3月2日

私の初めてであり唯一の海外旅行は、大学の卒業旅行で行ったヨーロッパです。

ヨーロッパ3ヶ国を巡るパッケージツアーで、やたら相場より安いなと思ったのですが、大学生だったので飛び付きました。

安い理由は初日の空港でわかりました。

てっきり他の旅行者と集合してツアーガイドがついてくれるものとばかり思っていたのですが、カウンターで往復の航空チケットを渡されたのみで、あとは勝手にどうぞというものでした。

ホテルも自分で取る必要があり、またフランスからイタリアへの移動も何らかの手段で自力で行けとのことでした。

一緒に行った友人も初の海外旅行で途方に暮れかけたのですが、当時この旅行のためにイキって作ったクレジットカード「アメリカン・エキスプレス(AMEX)」がかなり手厚い海外旅行のサポートをしてくれていて、藁をもすがる思いで相談すると、ホテルの予約から移動のためのチケットまで全て現地スタッフが手配してくれて難を逃れました。

年会費が高いAMEXですが、当時の感謝の気持ちから未だに解約せずメインで使い続けています。ありがとうAMEX。

で、なかなかハードな旅行で尚且つその一緒に行った友人とはその後色々あり絶縁状態になってしまい、特に良い思い出にもなっていません。

この旅行が元で…というわけではなく元々旅行が好きな方ではないので、その後も海外旅行に行く気はさらさらありませんでした。

ところが最近、この卒業旅行での色々なシーンを思い出して「もう一度海外旅行に行ってもいいな」と思っています。

思い出すシーンはガラガラとスーツケースを引き摺りながらホテルを探してウロウロしているときだったり、長い旅行の間に友人と少し険悪になって別行動を取ったときだったり、わざわざ行った観光地が臨時休業だったりとロクな思い出ではないのですが、それもなんだか懐かしく、もう一度あの感覚を味わいたいななどと感じています。

姉は私とは逆に海外旅行が好きで、学生時代には短期留学や交換留学にも積極的に参加し、長期の休みには色々な国に旅行に出掛けていました。

そういえば姉が亡くなってすぐの頃、私は普段食べない姉の好物である「チョコレート 」をやたら食べたくなるという現象がありました。

義兄も「姉が乗り移ったのか」と驚くほどでした。

もしかしたらチョコレート同様、何か現世でやり残したことを叶えたい姉の思いが本当に乗り移ってるのかなと思う今日この頃です。

まあどうせコロナや戦争で海外旅行はままならないのですが。

結局どこにも行かないまま私の海外旅行行きたい欲も治まる気がします。