複雑な思い
************
このブログは、無念のまま亡くなった姉の病気を未然に防ぐため、過去に戻ることを決意し、いろいろ試して過去に戻るまでの記録です。
************
2021年8月15日
抗癌剤「アブラキサン」の供給が停止するというニュースが流れていました。
「アブラキサン」は主に膵がん・胃癌などに使用されている有名な抗癌剤です。
アブラキサンは特に膵がんに有効な数少ない抗癌剤です。
ゲムシタビンという抗癌剤と併用する療法は、恐らく最も多くの膵がん患者が行っているのではないかと思います。
アブラキサンが登場するまでのゲムシタビン単剤の治療と比較すると、飛躍的に余命が延びたのではないかと理解しています。
姉の病名は伏せていましたが、実は膵がんでした。
姉は病気が発覚したときには既に肝臓も悪くなっていて、アブラキサンのような強力な抗癌剤は受け付けなくなっていました。
それでも最後までアブラキサンの治療を受けるために頑張っていました。
この治療を受けることは、姉と私にとって憧れであり希望だったのです。
アブラキサンの供給停止のニュースに愕然とした患者さんやそのご家族は多いと思います。
何せ膵がんは他に治療の選択肢がほとんどないのです。
このニュースを聞いて、もし姉が生きていて、アブラキサンの治療を受けていたらと考えると血の気が引いて吐きそうになりました。
私でさえそうなのだから、現在進行形の当事者の方々の気持ちは計り知れません。
姉の亡き後に起こった出来事。
コロナウィルスの登場、義兄の死(とその理由)、そして今回のアブラキサンの供給停止。
もし姉が生きていて、この事実を受け止めなくてはならなかったとしたら。
ある意味知らなくて良かったのかなと思います。
それでも家族としては生きていて欲しかったのですけれど。複雑な思いです。